重要伝統的建造物 今井町の町家の改修
2015年10月13日
工務の勝本です
弊社の本社は、「重要伝統的建造物群保存地区」の橿原市今井町の寺内にあります
今井町は1550年頃一向宗本願寺坊主の今井兵部郷豊寿によって、建設された。江戸時代には大いに栄え、堺と並び自治的特権が認められ、「年寄」がおかれて町政を担いました。
その「年寄」が住居していたと言われる伝統的建造物 平屋約150㎡ 築約300年の建物をただ今改修させていただいてます。
改修には、橿原市と伝統的建造物群保存地区条例に基づき事前協議の許可を受けその指導の下で実施しております。
指導j内容は、瓦葺き屋根、外壁は現状景観を維持する 構造材(柱、梁、等)は補修して残す等現状の仕様をできるだけ残すように言われている。
取り替えての改修は簡単ですが、景観や構造材を残しての改修は大変な手間と時間が掛かります
工事の途中ですが改修の一部を紹介します
工事着工前 外観 瓦屋根 壁漆喰塗り 腰壁杉板張り この景観を残した改修
柱根元が腐朽
柱は取り替えないで腐朽箇所のみを補修
見える丸太梁は取り替えないで露見して残す
かもい、柱は露見して残す