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屋根の耐震

2013年02月22日

工務室の川島です。
本日は、屋根瓦改修工事の紹介をさせて頂きます。
耐震のために、瓦葺きの屋根を撤去し、軽いカラーベストに葺き替えるという工事です。

築40年程前に建てられたお家の屋根は、土を沢山載せた瓦葺きです。
瓦と土を撤去し、野地板を現しました。
雨漏り跡、野地板の腐り、垂木の腐りなどの確認を行います。

瓦、土の解体後は、天井に土等が野地板の隙間から落ちるので、屋根から掃除に入ります。
毎日工事の終了後、必ず全面にシート養生を行い1日の工事は終了です。屋根工事の場合は特に工事中に雨が降らないことを願うのですが・・・
雨が降っても大丈夫なように、しっかり養生は欠かせません。

既設垂木に直接構造用合板を貼ります。その上にカラーベスト下地にゴムアスファルトルーフィングを貼ります。

軒先より順次カラーベストをビスで留め付て貼り込みます。

カラーベスト葺きの完成です。
この工事は屋根の重量を軽くする事、また屋根全面に構造用合板を貼る事によって、地震に対して優位に働きます。
昔ながらの瓦屋根も優れた素材なのですが、地震の際屋根が重いと建物の揺れは大きくなります。重量が大きいほど地震の影響を受けやすくなります。
耐震のことを考えると、屋根の軽量化をおすすめしています。

工務室 川島 三貴男

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