「リフォーム冥利につきる日」
2013年01月13日
昨日、古民家の改修をさせていただいたN様ご家族とお会いする機会がありました。
世代交代に伴って、劣化がすすんでいた建物の改善や、水廻りのやり替え、
間取りの変更など、建物全体に一人暮らしであった親世帯から
子世帯の4人家族が暮らしやすいへの改修という内容でした。
中でも、2人の小、中のお子さんに2階の部屋をとご希望でした。
あまり使われていない階段を安全な階段へとやり替えなければなりません。
高さや構造、採光、威圧感の解消など試行錯誤、模型を作ったり、N様とも何度も
話し合いやっと出来上がったのですが・・・・。
大きな丸窓はお客様には創造を超えていたようで、子供たちがあやまって
落ちやしないかととても心配になられました。
デザインが派手なのか・・・・
大きな丸窓の設計意図には
日常的につかうので大きなあかりがほしかったことと、少しの遊び心と、
ダイニングとの一体感や会話がほしいこと、家の中に緊張感があってもいいのでは
などお話し半信半疑のご様子でした。
ちょうど半年後になるのですが、とても喜んで使ってくださっているご様子、
お友達などは、「カフェみたいで素敵!」ってほめてくださったり、
大きな丸窓から明かりが漏れて階段の照明はいらないくらい・・だとか。
楽しそうにお話していただけました。
リフォームはどれだけ事前に提案に工夫しても、実物ができるまで実感できない不安があります。
最後には、私たちを信じていただいくことなのでしょうか。
1年後、5年後、10年後・・・信じてよかったって感じていただけたら最高!!です。
皆さんのお声は、私たちにとって何よりのご褒美です。N様、ご家族の笑顔をありがとうございました。
篠田 三起子