こんにちは、設計室の篠田です。
先日OB様から「この部屋はお客さんを通す部屋、傷んできたので、篠田さんがいいと思うものを提案してみて」と期待をこめたありがたいお話を頂きました。
古い大きな通り土間のある「店の間」の改修です。
今回はピカピカに新しく模様替えするのではなく、できる限り先人の知恵や技術を残し、なじみのいい床材でやり替えることにしました。
床は昔からの技法の名栗(ナグリ)を採用。
少し派手さを出したくて張りかたも一手間加え、通称「朝鮮張り」で丁寧に仕上げてもらいました。
30年後、誰かに私たちの仕事を「先人の知恵」といってもらえますように・・・。


篠田 三起子