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家族も笑顔の介護リモデル

T様邸[葛城市]

夢の住まいを実現するための工夫点

実際に、入院・リハビリをされていた病院にお伺いし、車いすでの行動、設備の使い勝手、手すりの位置や高さ、動きやすい方向などを確認し、何度も検討してプランニングを重ねました。沢山のハードルがありましたが、一つ一つ一緒に確認しながら作り上げていきました。 1階で生活が完結できて、車いすでも外出できるアプローチ。自分の意志で自由に動けるように、内外両面の環境を整えることができました。

設計者の想い

車いすでの生活を想定すると、現状の間取りでは、段差も多く、廊下幅も狭く、水廻りへ行くにも車いすが回転するスペースも取れませんでした。また出入り口や設備機器の配置は、車いすを使用するという観点からは使い勝手が良くありません。そして外出もできるように、外構を整えたいとお考えでした。
大切にしたのは、ご本人が一番望まれている「自立した生活」ができる環境。 物理的な問題点をなくすだけでなく、生活する上での心理的な負担をなくすことで、ご本人の生活だけでなく、介護をされるご家族の生活も豊かになることを目指しました。