Franc設計室の日々

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阪神淡路大震災から18年

2013年01月17日

18年前の今日、平成7年1月17日の朝午前5時46分。

兵庫県を中心に新潟から鹿児島まで震度1以上となる大地震が起こりました。

地震の規模は震度7(M7.3)。6000人を超える死者がでました。

建物の被害も多く、全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半壊合計249,180棟(約46万世帯)、一部損壊390,506棟と報告されています。

 

この震災で大きな被害を受けた木造住宅の多くは

   ・ 古い建物

   ・ 耐力壁など耐力が少ない建物

   ・ 店舗や車庫など壁のほとんどない面がある建物

   ・ 柱や土台などをつなぐ金物がたらない建物

   ・ しろありの被害や腐りなどで耐力が欠損した建物

   ・ 基礎が小さかったり、無筋などで耐力が足らなかった建物

   ・ 埋立地などで地盤の液状化の被害をうけた建物

などでした。

これを受けて、現在の耐震基準となる建築基準法の改正が平成12年行われました。

現在耐震診断(一般診断)にて出される評点は

   0.7未満       :倒壊する可能性が高い

   0.7以上~1.0未満:倒壊する可能性がある

   1.0以上~1.5未満:一応倒壊しない

   1.5以上       :倒壊しない

となっています。

これは、建物がたっている期間に数回遭遇するであろう中規模(震度5程度)の地震ではほとんど損傷せず、建物が立っている間に1度遭遇するかもしれない阪神淡路大震災のような大規模(震度6強~7)地震では、損傷しても中にいる人が逃げ出せる様に、いきなり倒壊しないというのが元になっています。

 

まだまだ奈良も東南海地震などの恐れがあると言われています。

いざという時にあわてない様、家族の連絡先や集合場所を決めておいたり、家具を固定したり、防災グッズをそろえたり..私もできることはしておこうと思って、毎年この日のニュースを見るたびに、少しですが思いつくことをしています。

今年は子供達の通学かばんにつけたお守りに緊急連絡先を書いた紙と緊急用にと1000円を入れました。

電車通学なので、電車が止まったり、携帯電話が通じなかったりした時にと思ってのことですが、当の本人達は定期忘れたとき用と思っているようです。(笑)

 

ご自宅について気になられる方は、国土交通省住宅局監修の「誰でもできるわが家の耐震診断」というものもございます。

ネット上で10の設問に答えるだけの簡単なものですので、一度お試しください。

さらに詳しい診断をという場合は当社でも、調査・診断させていただけます。

また、春になりましたら、各市町村などでも補助の募集がでたりいたしますので、ご活用ください。

 

耐震についてもっと勉強されたい方には当社「ハッピーリフォーム研究会」の耐震講習などにご参加くださいませ。

また、具体的にご自宅についてのご相談でしたら、当社「暮らしの相談会」などで承っております。

お気軽にご参加くださいませ。

 

ちょうど先週末「暮らし相談会」をフランにて開催いたしました。



フランでは耐震やミドル世代からのリフォームや省エネなどテーマを決めて相談会を催しております。

今回はその中でも耐震をテーマにしておりましたので、

お客様にご覧いただけるよう、耐震を重視した展示コーナーも設けさせていただきました。



しばらく展示させていただきますので、ご興味がございましたら、お気軽にご来店くださいませ。

 

多くの方にご参加いただけるようにと、スタッフ一同どきどきしながら準備を重ねてまいりましたが、

おかげさまで当日は満席になる盛況さで、日が暮れるころまでご相談が続きました。



 

これからもこういった「暮らしの相談会」や「ハッピーリフォーム研究会」の講習など開催させていただく予定です。

ぜひご参加くださいませ。

スタッフ一同お待ちしております。

 

設計部 南

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