病院水まわりセミナー
2016年02月07日
皆様こんにちは、フランの藤村です。
先日（2/5）、TOTO株式会社さま主催の「病院水まわりセミナー」に参加してまいりました。（写真撮影がNGでしたので文章のみでお伝えします。）
約2時間のセミナーで、病院を取り巻く背景や、安全安心で快適なトイレづくり、癒しのトイレ空間といったテーマが取り上げられていました。
病院関係者の方のご意見を案内されていたり、患者様のご意見も取り入れたりと、具体的なお困りごとが反映された中身の濃い内容で、現場の方が何で困っているのかが伝わってまいりました。
また、セミナー会場は専門家向けの展示施設（TOTO テクニカルセンター 大阪）で行なわれましたので、セミナーが終わってからも実際の設備機器を納得がいくまで体験することができました。
そのなかでも特に参考になったのが、転倒防止のためのプランニングを実際の器具を用いて体験できたことです。（車いすから便器への移乗体験です。）
実際に自分で体験してみると、一般的な手すりの配置と、しっかりと設計されている手すりの配置では、明らかに転倒がしにくく感じることができました。
後者の方のプランは病院関係者様からの意見を取り入れてできたようで、こちらの体験ができただけでも今回のセミナーに参加した価値があるように思いました。
ご利用者本人と、介護する側の両方にやさしいプランということで、これからの高齢化社会には必須の考え方だといえるのでしょう。
プランニングを通じて笑顔になれる方々が少しでも増えれば、それは設計者や工務店としての一つの役割を果たしているように思います。
貴重な体験をさせていただきましたTOTOさまに感謝をしつつ、今回の学び・気づきを今後のご提案に活かしてゆきたいと思います。
