耐震診断・耐震補強
2015年12月07日
阪神淡路大震災を機に耐震診断と補強を国を挙げて進められ、当社も近隣地域の「木造住宅の耐震診断と補強」の事業を展開してまいりました。
(財)日本建築防災協会の耐震補強は「極めて稀に発生(1回/100年)する大地震から尊い人命を守る「一応倒壊しない」を目標にしています。
弊社の耐震診断・耐震補強は「木造住宅の耐震診断と補強方法 (財)日本建築防災協会 国土交通省監修」に基づき実施しています。
改修リフォームにあたって、依頼主に耐震性を上げて改修をされるよう勧めて、補強設計をおこなっています。
耐震診断・耐震補強の「調査、診断、補強の流れ」の概要を説明させてもらいます
耐震補強は、先に現況建物の耐震診断調査を実施します
1 建物外周りの調査
地盤・地形・基礎形式・屋根材仕様・外壁等の現状と老朽度を調査します
建物基礎コンクリートの鉄筋有無調査
2 建物内部の調査
内壁の仕様(コンセントカバー内の土壁・石膏ボード・合板等を調査)
仕様内容から耐力壁の強度が分かる
天井内の小屋裏 柱、梁の金物・筋交いの現状と老朽度調査
3 床下
基礎コンクリートの強度・現状と老朽度の調査
土台の含水率調査
床下 温度・湿度調査
調査に基づき耐震診断と補強案の例
1 耐震診断結果例
現況の総合評価 評点=保有体力/必要体力=0.23(倒壊する可能性大)
補強計画の 総合評価 例 評点=保有体力/必要体力= 1.0 (一応倒壊しない)
2 補強計画に基づいて 補強・補修例
外壁部に筋交い補強例
内壁部補強例
基礎コンクリートクラックの補修例