柿渋塗装
2018年02月05日
こんにちは。設計室の三ツ谷です。
古民家改修工事の広陵町Y様邸。
木製建具の玄関引戸でしたが、隙間風の寒さ、防犯性を考慮して
断熱玄関引戸に入替えました。
新たな建具を取り付けるためには方立て(木材)が必要になるのですが
新旧の木の色味が異なるので、新しい木が目立ってしまいます。
方立てにはヒノキ材を使用しているので、
木目を残すためのオイル塗装だとあまり塗料が浸透しません。
そこで今回は、柿渋塗装に挑戦してみました。
柿渋そのままだと色が薄いので、ベンガラとススの色粉で調色。
悪目立ちせずに周辺と調和させました。
※白い線は養生のためのマスキングテープです。
劣化で退色していた、気になる足元の部分も柿渋塗装を施しました。
家の顔である玄関。
古民家の趣を損なわずに性能アップしていきたいです。